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b→dashとは?主な機能やメリット、ケーススタディについて

「b→dashって、どういうサービス?」
「b→dashを活用することでどういうメリットがあるのだろうか?」

近年企業でのデータ活用や分析は競合を勝ち抜くには必須とみなされています。一口にデータ活用といってもETLツールやデータプラットフォーム、BIツールなど様々なツールが提供されていて、自社のデータ活用にどのツールがフィットするか迷われたことのある方も多いのではないでしょうか?
本記事ではデータマーケティングで業界No1のシェアを誇る、データマーケティングクラウドシステムのb→dashをご紹介します。

目次

b→dashとは

b→dashとは、2010年創業のデータX社が提供するデータマーケティングクラウドシステムです。
データプラットフォーム、Biツール、MA(マーケティングオートメーション)などb→dash1つで複数のツールの機能を包括している点が特徴で、データ活用や分析をすぐにでも始めたいという企業に向いています。
また本来SQLなどのプログラミング知識が必要なデータ連携や加工をノーコードで実現でき、エンジニアのリソースの足りていない企業や、運用コストをできるだけ削減したいという課題を持っている企業にも推奨できます。

社内の各所に散らばったデータをb→dash上で統合、加工、整理して、関係者全員が閲覧できるKPIダッシュボードを作成したり、作成した分析に基づき、MA機能を実行し、それによって得られた結果を再度分析して改善する、といったPDCAサイクルの実行をb→dash1つで実現できる点も魅力です。

MA機能も、LINEビジネスコネクトや各種SMS、アプリへのPUSH、WEB接客機能、WEB広告との連携など、バリエーションが豊富で、これらの機能を顧客データと照らし合わせて顧客1人1人に最適なOne to Oneマーケティングを実現できるため、画一的なマーケティングよりも遥かに高い効果が期待できます。
この辺りは国産のツールがゆえの他のデータプラットフォーム製品と比べた強みです。

b→dashの主機能①

b→dashには実に多くの機能が備わっています。
その中でも特にニーズの高い機能について解説します。

・データパレット(CDP)
SQLを使わないノーコードでCDP(Customer Data Platform)を作成できます。
様々なシステムと自動連携を行い、GUI上で必要なデータの加工や統合を行い、最終的に分析に活用できるデータ基盤を構築します。
従来であれば、エンジニアが各システムやデータソースとの連携を構築して、複雑なSQLでデータ統合を行う必要があり、開発と運用のコストがかかっていたのですが、これらのコストを省略することができます。
対応しているデータソースも豊富で、
□基幹システム
 S3、GCP、Azure
□顧客管理
 Salesforce、kintone
□EC
 futureshop、shopify
□その他
 yappli、Facebook、GoogleSheets
等のコネクターを備えています。

・メール、MA機能
メールによるアプローチにとどまらず、LINE、各種SMS、アプリPUSHといった多様なチャネルによるアプローチが可能です。
MAシナリオをGUI上で構築可能で、柔軟なアプローチが行えます。
□かご落ち商品リマインドシナリオ
 かご落ちから1日経過したユーザーにメール配信。開封後商品購入と未開封の場合で、それぞれ異なる内容のメールを再度配信する

□LINE連携促進シナリオ
 LINE会員登録の翌日に、LINE ID未連携のユーザーに配信。開封後未連携のユーザーと未開封のユーザーでそれぞれ異なる内容のメールを再度配信する

このように送信ユーザーのセグメントと条件分岐を事細かに作り込めるため、最も効果の高いマーケティングのシナリオを作り込むことができます。

b→dashの主機能②

・BI
Looker StudioやTableauのようなBIツールのように、統合したデータのビジュアライズと分析が行えます。
F2転換率やLTVといった分析指標の作り込みや、顧客の過去のサイト上や店舗での行動の可視化といったことが可能です。
RFM分析やF2転換タイミング分析、メール成果の分析などの分析を表やグラフ形式で表現して、他ユーザーと共有したり、資料の参考データとしてエクスポートできます。

・WEB接客
サイトに訪れた顧客の行動情報をもとに適切なタイミングでのバナー表示やクーポン配布などのアプローチを行います。
配信条件やコンテンツを細かに設定できます。
□カートページからの離脱抑制
ブラウザを閉じる直前にセールクーポン発行の配信を行う

□LINE連携促進
ページに5秒以上滞在した場合にLINEの友達登録キャンペーンを配信する

・レコメンド
ユーザーの過去の購買データから行動の特性や、売上金額によるユーザー間のランキングを作成します。
これらのマーケティングデータはメール/WEB接客の両方に利用可能で、パーソナライズされたマーケティングを行うことが可能です。

・CMS(フォーム)
お問い合わせや資料請求などの各種フォームをb→dash上で作成することが可能です。回答データはb→dashに連携されるため、すぐにデータの分析ができます。

b→dashの料金やサポートについて

b→dashの料金プランには格安で始められるLiteプランと通常の機能をすべて利用できるStandardプランがあります。
Liteプランでは月額5万円から利用できて、b-dashの標準機能からいくつかの機能を利用可能です。
Standardプランでは正確な料金は利用環境やデータ次第なのですが、月額30万円程度以上は見込んでおいた方が良いという評判です。
HPからデモリクエストも行えるため、導入を検討する際は利用してみると良いでしょう。
また導入サポートも充実しています。
1~3ヶ月のオンボーディングプログラムにより、ツールの導入から施策分析の実施までb→dashの担当者が伴走します。業界ごとの分析事例も豊富なため、効率的な要件定義も可能です。

b→dashのケーススタディ

実際にb→dashを導入したことにより企業が抱える課題が解決した事例を見ていきます。
事例1
課題:
生鮮食品を取り扱い店舗やECサイトで販売するある企業では、MAツールを使用していたが、多様なデータ分析ができず感覚頼りのマーケティングとなっていた。

b→dashを導入した結果:
購買データ、アクセスログ、広告データを統合して分析用のデータ基盤を構築した結果、顧客がどの広告やWebページを見て購買にまで至ったかを可視化でき、LTVまで一気貫通して見ることができるようになった。
また顧客軸でのOne to Oneマーケティングも可能になり、顧客の状況に応じたコンテンツを配信するようにしたところ、メール経由の売上が前年比より上昇した。
その他Webページごとに注文状況を抽出できるようになり、Webサイト上のどの特集が売上に貢献したかをいつでもレポートで確認できるようになり、施策のPDCAサイクルを回すスピードが向上した。

事例2
課題:
メディア、人材、ヘルスケアなど複数領域でビジネスを展開するある企業では、営業活動が属人化していて非効率的になっていた。また、事業部を超えたクロスセルを促したいという課題を抱えていた。

b→dashを導入した結果:
事業部を横断して過去の行動や商談の履歴、Webサイトの行動データを統合したデータ基盤を構築した結果、メルマガ配信の精度が向上し、開封率が20%に改善した。
また「新卒」と「中途」など事業部を超えアクセスログを営業へ共有することでクロスセルの成果も向上した。

まとめ

b→dashについて機能やケーススタディなどについて解説しました。
b→dashは国産のツールで、メディア展開も多くシェア率の高い製品なので一度耳にしたことはあるという方は多いのではないでしょうか。

実際にあらゆる業界で導入され、課題を解決したというナレッジが豊富なので、企業が抱えるデータに関する課題に対して適切なソリューションを提案される可能性は高いと思います。GUIベースで学習コストが比較的低いことも魅力的です。
本記事がb→dashやデータプラットフォームの理解の一助になったのであれば幸いです。

KUIXではただ導入・開発するだけでなく、導入後の利活用を実現することに着眼した、データレイク・DWH・データマート・BIツールの選定・導入からレポート作成、運用、啓蒙・展開までトータルのコンサルテーションなどを行っています。
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