「ノーコードツールについて知りたい!」
「ノーコードツールを活用することでどういうメリットがあるのだろうか?」
従来ではWebサービスやアプリケーション、システムの開発にはプログラミング言語によるコーディングが必要で、専門のエンジニアや技術の習得が不可欠でした。
ですが最近はコーディングなしで開発が行えるノーコードのサービスが普及し、ビジネスのスピードに大きな影響を与えています。本記事ではそのノーコードのツールについてご紹介します。
ノーコードツールとは
ノーコードツールとはコーディングなしで開発が行えるサービスです。
プログラミング言語によるコーディングの代わりに、GUI(画面操作)であらかじめ用意されているパーツを組み合わせるなどの操作で開発を行います。
従来であれば実現したい機能やサービスがあった場合、コーディング可能なエンジニアに依頼して作成してもらう必要がありましたが、ノーコードツールであれば実現したい機能やサービスをエンジニアに依頼することなくすぐに作り始めることができます。
開発の自由度という点ではコーディングによる開発に劣りますが、実現したいアイディアをすぐに実現できるという点で、ビジネスのスピードを向上させることができます。
ノーコードツールの中には、元々SaaSとして固定の機能が提供されていたものが、後からノーコードのカスタマイズ機能が追加されていったものも存在します。
このように一部がノーコードとして提供されているものも含めれば、ノーコードツールのサービスカテゴリは広範で多岐に渡ります。
ノーコードツール Webサイト制作
Webサイト制作のノーコードツールを紹介します。
・STUDIO (https://studio.design/ja/)
ノーコードのWeb制作プラットフォームです。
CMS、フォーム、分析ツールをオールインワンで備えており、ノーコードでありながらビジュアルに優れたページを作成でき、コーポレートサイトからオウンドメディア、ECサイトなど幅広く使われています。
実際にdentsu、DeNA、北海道大学、SmartHR、Money Forwardなど業界や規模を問わず有名企業や組織に利用されていることからもWeb制作プラットフォームとして信頼されていることが分かります。
料金は0円のFreeプランから、4,980円/月のBusinessプランまで用意されており、比較的安価かつサイトの要件に合わせて柔軟に決定することが可能です。
・ペライチ(https://peraichi.com/)
レスポンシブデザインのWebサイトを作成できる事業者向けのプラットフォームです。
塾、セミナー、サロン、小売、スポーツ、士業などのあらゆる業種のテンプレートが用意されており、それらを選択することで、簡単にWebサイトが作成できます。
問い合わせフォーム、決済、予約機能もテンプレートから作成可能です。
・ferret One(https://ferret-one.com/)
BtoBマーケティングに特化したプラットフォームです。
BtoBとBtoC事業では、問い合わせをする人と導入の意思決定者が異なり、複数人で社内検討を行うといった違いがありますが、ferret OneはBtoBマーケティングのプロによって設計されているため、意思決定に必要な情報が揃ったサイト構成になっています。
必要であれば初期設計から運用フローまでスタッフのサポートを受けることも可能です。
分析ツール、SEO、顧客管理といったその他必要な機能も充実しており、戦略的にサイト運用を行いたい事業者に向いています。
ノーコードツール ECサイト制作
ECサイト制作のノーコードツールを紹介します。
・Shopify (https://www.shopify.com/jp)
Shopifyは、グローバルで高いシェアを誇るECサイト構築プラットフォームです。名前だけは耳にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか?
豊富なデザインテンプレートと決済サービスに、便利なストアマネジメント機能が揃っていて、自由度高く理想的なECサイトを構築することができます。
コンバージョン率の高いチェックアウトや、注文管理などのバックオフィス業務の効率化など、UI、UXが洗練されており、起業家からグローバル企業まで幅広く使われています。
・BASE(https://thebase.com/)
日本のECサイト構築プラットフォームです。
管理業務を効率化する機能が揃っており、ショップオーナーの労力を削減できます。
決済手数料が2.9%と他ECサイト構築プラットフォームと比べると安価で、コストを抑えられる点もメリットです。
Instagram広告/販売、TikTok広告など集客チャネルが充実していたり、販売方法も豊富です。
ノーコードツール アプリ開発
アプリ開発のノーコードツールを紹介します。
・kintone (https://kintone.cybozu.co.jp/)
業務アプリをノーコードで開発できるプラットフォームです。
非IT部門の担当者による導入実績が多く、業務知識があればアプリ開発して業務の効率化を図ることができます。
API連携によってfreee、Microsoft、Money Forwardクラウドなどの有名サービスとの連携も可能です。
経費申請、勤怠申請、ナレッジ共有、全社ポータルなどの全社業務から、顧客情報管理、IT資産管理、採用管理、受注管理、プロジェクト管理などの各部門ごとの業務まで非常に幅広く対応しています。
・Yappli(https://yapp.li/)
幅広いデザインのiOSとAndroidに対応したネイティブアプリを素早く導入できるプラットフォームです。
管理、分析機能も充実しており、単にアプリを作成するだけでなく、その後の継続的な改善やアップデートにも活用できます。
ウェブビュー、通知、スクロールメニュー、フォーム、アニメーション、各種リーダーなど必要な機能が揃っており、ビジネスシーンでのアプリの活用におすすめです。
・AppSheet(https://cloud.google.com/appsheet?hl=ja)
Googleが提供するアプリ開発のプラットフォームです。
GoogleスプレッドシートからSalesforceまでさまざまなデータソースに対応しています。
GoogleのAIとMLを活用することが可能で、自然言語処理を使った検索と操作や、画像のアノテーション(ラベル付けや範囲指定)、過去のアプリデータから学習した予測モデルの構築といったハイレベルな機能を実装できます。
まとめ
本記事ではノーコードツールについて解説しました。
ノーコードツールの種類として特に多いのが今回ご紹介した
・Webサイト制作
・ECサイト制作
・アプリ開発
ですが、一部がノーコードのカスタマイズ機能として提供されているものも含めれば、あらゆる分野でノーコードツールは普及しています。エンジニアである筆者が使ってみても、やはりGUIで視覚的に機能を作成できるのは便利で、内容の共有やメンテナンスもしやすいと感じました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。本記事がノーコードツールの理解の一助になったのであれば幸いです。
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