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Zoho Analytics とは?セルフサービスBIツールの概要や特徴、利用価格

データ活用において、AWSやAzure,GCPを利用してビジネスに必要な顧客情報などのデータを一元管理していれば、データは一か所にありますが、実際には、お客様から直接もらった資料や別のシステムを利用しているなどの理由でデータが一か所に保存されていないことがほとんどです。

そうなると、いざデータ分析しようとした際にデータをエクスポートするところから始まることも多いかと思います。

ですが、データ分析の際にBIツールを用いると、データベースはもちろん、OneDriveやGoogleDriveなどのクラウドストレージに保存したExcelファイルも取り込むことができます。

本記事では、セルフサービスBIである「Zoho Analytics」にフォーカスし、Zoho Analyticsの概要や特徴、価格などを解説いたします。

目次

Zoho Analytics とは

Zoho Analyticsを一言で表すと、ビジネスユーザーがセルフサービスでデータ分析をすることができるBIツールです。

Zoho Analyticsは、「Zoho社」が提供するZohoというビジネスアプリケーションやサービスの1つで、ドラッグ&ドロップやクリックなど、直感的にで操作することができ、分析したいデータについてもデータベースはもちろんのこと、ローカルのExcelやCSVファイルの取り込みからデータ分析までできるセルフサービスBIです。

補足:Zoho とは

前述の通り、Zohoは、「Zoho社」が提供するビジネスアプリケーションやサービス全般の俗称です。
Zohoには、本記事で解説しているZoho Analytics以外にも、文書作成や表計算ソフトなどのOffice系から顧客管理や営業支援機能などのアプリケーション・サービスが40以上あります。
また、Zoho導入企業は世界で5万社以上あります。

※Zohoのビジネスアプリケーションやサービスの詳細は公式サイトを参照ください。
Zohoとは https://oniwa.co.jp/zoho/about-zoho/

補足:BIツール とは

BIツールを一言で表すと「大量データ」を「簡単」に「可視化」するソフトウェアです。
BIツールを導入した企業では、大量のデータを分析し、自社ビジネスを取り巻く環境で何が起きているのか?を迅速に把握できるようになります。

BIツールには、主に次の機能があります。
・大量データのサマライズと可視化
社内外のデータに接続し、大量のデータを集計および可視化(ビジュアライズ)することができます。
・データの深堀
大量データ全体の傾向を把握した上で、より詳細な傾向の要因の分析することができます。
・定型レポートの構築
データは自動更新されるため、レポートは1度作成すれば、常に最新データを確認することができます。
・データの出力(Excel, CSV形式でのダウンロード)
集計および可視化(ビジュアライズ)したデータは、ExcelやCSVファイルなどにダウンロードすることができます。

補足:セルフサービスBI とは

セルフBIサービスとは、Qlik SenseやMicrosoft社のPower BI、Tableau Software社のTableauのようにプログラミングなどのITに関する専門知識を必要とせずにデータの抽出から分析、レポート作成までを行えるツールを指します。

通常、十数年にも及ぶ社内の売上データなどの大量データを扱う場合は、SQLなどのプログラミング言語を用いてデータを抽出するなどプログラミングの知識が多少なりとも必要になり、研修などを受けて経験を積めばBIツールも使いこなせるようになりますが、誰でも簡単にすぐに使えるというわけではありません。

しかし、セルフサービスBIは、プログラミングなどの専門知識がなくても使えるように設計されているため、ある程度Excelなどを使える知識があれば、短期間で誰もが簡単にデータ分析をすることができます。

Zoho Analytics の特徴

Zoho Analyticsの概要を理解したところで、数多くあるZoho Analyticsの特徴から主な特徴を4つご紹介します。

様々なデータを利用できる

まず1つ目は、様々なデータを利用できることです。
Zoho Analyticsでは、データベースはもちろんのこと、ローカルのExcelやCSVファイルなども分析対象とすることができますが、その他にも以下のようなデータも対象にすることができます。
・クラウドストレージ:OneDrive、Box、GoogleDriveなど
・CRM:Salesforce CRM、Microsoft Dynamics CRM、HubSpot CRMなど
・SNS:Google広告、Bing Ads、MailChimp、Facebook、Twitterなど
・ECサイト:Shopify

※対象にできるデータの詳細は公式サイトを参照ください。
Zoho Analyticsデータコネクター
https://www.zoho.com/jp/analytics/featured-connectors.html?src=analytics-index

直感的に操作できる

2つ目は、直感的に操作できることです。
前述の通り、Zoho Analyticsは、ドラッグ&ドロップやクリックなど、マウス操作で操作することができ、プログラミングなどは不要で直感的に操作することができます。
また、AIによるレポート自動生成機能もあり、誰でも簡単に綺麗な分析レポートを作成することができます。

マルチデバイスで利用できる

3つ目は、マルチデバイスで利用できることです。
Zoho Analyticsは、PCだけでなく、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末からはモバイルアプリ経由で利用することができ、デバイスを問わず、ダッシュボードを閲覧することができます。

セキュリティとデータガバナンスを集中管理できる

最後は、セキュリティとデータガバナンスを集中管理できることです。
Zoho Analyticsは、ユーザー単位でレポートのアクセス権管理などユーザーの役割によって詳細な権限設定をすることができ、レポート閲覧などの操作ログはすべて記録されます。

また、分析データを含め保存されたデータは、Zohoのデータセンターに毎日バックアップされるため、セキュリティを気にせず、データの持続的な管理と運用をすることができます。

Zoho Analytics の価格

Zoho Analyticsは、オンプレミスとクラウドの2つのサービス提供形態があります。
オンプレミス版には、パーソナルプランの30日間無料トライアル、クラウドには、それぞれのプランで2週間の無料トライアルがあります。

※Zoho Analyticsの各プランの制限などの最新情報は公式サイトを参照ください。
Zoho Analyticsのプランと価格
https://www.zoho.com/jp/analytics/pricing.html?src=analytics

〇オンプレミス
・パーソナルプラン
 料金:無料
 サポートユーザー数:1ユーザー
 データ制限:最大10,000行
 
・プロフェッショナル
 料金:\3,600/ユーザー/月額(年間払い) ※最小契約ユーザー数:5名
 サポートユーザー数:契約ユーザー数
 データ制限:無制限

〇クラウド ※年間契約は割引が適用されます。その他個別カスタムは要見積り。
・ベーシック
 料金:\3,600/月 or \2,880/月額(年間払い)
 サポートユーザー数:2ユーザー
 データ制限:50万行

・スタンダード
 料金:\7,200/月 or \5,760/月額(年間払い)
 サポートユーザー数:5ユーザー
 データ制限:100万行

・プレミアム
 料金:\17,400/月 or \13,800/月額(年間払い)
 サポートユーザー数:15ユーザー
 データ制限:500万行

・エンタープライズ
 料金:\69,000/月 or \54,600/月額(年間払い)
 サポートユーザー数:50ユーザー
 データ制限:5000万行

まとめ

セルフサービスBIである「Zoho Analytics」の概要や特徴、価格などを紹介しました。

Excelなどの表計算ソフトでのデータ管理やグラフ化や資料作成に限界を感じている方はBIツールの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

KUIXではただ導入・開発するだけでなく、導入後の利活用を実現することに着眼した、データレイク・DWH・データマート・BIツールの選定・導入からレポート作成、運用、啓蒙・展開までトータルのコンサルテーションなどを行っています。
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