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Sisense とは?埋め込み型分析が特徴の第3世代BIツールをご紹介!

「Sisense って、どういうサービス?」
「Sisense を活用することでどういうメリットがあるのだろうか?」

近年あらゆるビジネスの現場でデータ分析の重要性について議論されています。収集したデータをモデリングして見やすいダッシュボードやレポートの形式で表示するBIツールもまた必要不可欠なツールであると認識されています。
様々なテック企業がBIツールを提供している中で、どのような基準でBIツールを採用すればいいでしょうか。

本記事では、1つの選択肢として全く新しい第3世代のBIツールという触れ込みで注目されている「Sisense」というBIツールをご紹介します。

目次

Sisense とは

Sisense(サイセンス)とは、米国のニューヨークに本社を置く、ビジネスインテリジェンス、AIのソフトウェアを扱うIT企業であるSisense社により提供されるBIツールです。
全く新しい第3世代のBIツールという触れ込みで、特にEmbedded Analytics(埋め込み型の分析)に特化したデータ分析のプラットフォームとして注目されています。

SaaSサービスにSisenseの分析機能を埋め込むことで、SaaSの既存のレポート機能よりももっと充実した分析をSaaS上で閲覧することが可能になります。
また、従来のBIツールのインメモリー技術と異なり、高速なCPUに搭載されているメモリを利用し、AIアルゴリズムで高効率化するin-chip技術により並列処理の効率を最大化しています。

このことにより、ビッグデータや複数データの結合処理、多数のユーザーによる同時接続に対して高パフォーマンスを発揮します。
さらにSisenseでは自動化されたインサイトの生成やアクションの実行など、先進的なAIの機能が実装されているのも特徴です。

埋め込み型の分析とは

埋め込み型の分析は、リアルタイムのレポート作成、インタラクティブなデータ視覚化、機械学習を含む高度な分析をアプリケーションやSaaSサービス、Webサイトに直接提供します。データは分析プラットフォームによって管理され、視覚化とレポートはUI内に直接配置されるため、ユーザーにとってデータのコンテキストと使いやすさが向上します。
具体的には埋め込み型の分析を行うことで、以下のようなメリットが得られます。

・KPIダッシュボードなどをアプリ上で直接表示、編集、作成可能
・アプリ内のデータのセキュリティと外観を制御可能
・顧客のダッシュボードやビジュアライゼーションとのやり取りに基づいてアクションをカスタマイズする
・埋め込み型分析をWeb ページ、ビジネスアプリケーション、商用ソフトウェア、外部ポータルに統合することで、これらの利点を活用できる

埋め込み型の分析と従来のBIツールの大きな違いは、1つの画面やアプリケーション上でワンストップでデータの閲覧とアクションが可能になるという点です。従来のBIツールの場合、アプリケーションとBIツールを何度も切り替えたりして、ようやくインサイトを得ることとアクションが起こせていたのですが、埋め込み型の分析であれば、1つの画面やアプリケーション上で完結する即時性があります。

このようなメリットや、ローコードで比較的簡単に埋め込みを実装できることにより、埋め込み型の分析機能を備えたプラットフォームが注目されています。

Sisense の特徴と利点

Sisense の特徴と利点についてまとめます。

埋め込み型の分析により、様々なアプリケーションやWebサービスに統合可能

従来のBIツールと異なり、様々なサービスと統合することで、ワンストップでの分析やアクションの策定が可能になります。

in-chip技術により、高速な並列処理が可能

AIアルゴリズムでCPUキャッシュの管理を高効率化するin-chip技術により、ビッグデータや複数データの処理、多数のユーザーによる同時接続時においても高パフォーマンスを発揮します。

先進的なAI機能

自動化されたインサイトの生成やアクションの実行など、先進的なAIの機能が実装されています。

130以上の豊富なデータコネクター

マーケティング、SNS、CRM/SFA、データベース、コミュニケーションツール、ERP/Paymentなど130以上のデータソースとコネクターにより接続可能で、高速なライブ接続のオプションも備えています。

サポートしているデータコネクター

Sisenseがサポートしているデータコネクターについて有名なサービスやソフトウェアをご紹介します。

・マーケティング
Google Ads (Adwords)、Google Analytics、Google Search Console、Hubspot、Criteo、Salesforce Marketing Cloud、Wordpress、YouTube Analytics

・ソーシャル
Facebook、Facebook Ads、Instagram、YouTube、Linkedin

・CRM/SFA
Salesforce、Kintone、Microsoft Dynamics 365、Microsoft Dynamics CRM

・データベース
Access、SAP HANA、Amazon Athena、Amazon DynamoDB、DynamoDB、MongoDB、Snowflake、MySQL、Apache Spark、Google BigQuery、SQL Server、Azure Data Lake Storage、Oracle、PostgreSQL、Cosmos DB、Redis

・コミュニケーションツール
Gmail、Trello、Microsoft Teams、Asana、Salesforce Chatter、Zendesk、Evernote

・ストレージサービス/ファイル
Box、Excel Online、JSON、CSV、FTP / FTPS、Office 365、Google Cloud Storage、Amazon S3、Azure Blob Storage、Google Drive、SharePoint Excel Services、Excel、Google Sheets、XML

・Payment
eBay、PayPal、Google Play、Shopify

上記は対応コネクターの中でも一部の記載になりますが、有名サービスが並び、かなり充実していることが分かります。
またコネクターは現在進行で開発中で、需要の高いコネクターであれば、今後追加されていく可能性もあります。

まとめ

本記事ではSisenseについてその特徴と機能について解説しました。
埋め込み型分析を特徴としたBIツールで、特にWebサイトやアプリケーションにSisenseの高度な分析機能を埋め込みたいという需要に向いています。

埋め込み以外にも、あらゆるサービスとのデータコネクターを持っているBIツール、並列処理に対して高パフォーマンスを発揮する高性能なBIツールを探している場合もSisenseはフィットすると思います。

また、導入に際しSisenseはオンボーディングやMTGの実施などサポート面でも手厚いことが知られています。もし興味を持たれたのであれば、公式HPからお問い合わせされてみてはいかがでしょうか。

本記事がSisenseや新世代BIについて興味を持っていただく一助になりましたら幸いです。

KUIXではただ導入・開発するだけでなく、導入後の利活用を実現することに着眼した、データレイク・DWH・データマート・BIツールの選定・導入からレポート作成、運用、啓蒙・展開までトータルのコンサルテーションなどを行っています。
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